お金にまつわる大事なこと〜基本の話①〜

ICCIです。
先々週にFP3級を受けたところですが、自己採点の結果、学科も実技も正答率9割に達していたので、さすがに合格したかなと思っています。
今年中に2級にチャレンジしようと考えていますが、とりあえず合格したものとしてお金に関することも書いていきたいと思います。

少し前にYahooニュースに出ていた記事です。

記事を読んでもらえるとわかりますが、ひろゆきが呆れる「頭の悪い人のお金の使い方」ワースト1は、ファイナンシャルプランナーにお金の使い方について相談することらしいです。
理由は、「給料などで入ってくるお金の半分から7割くらいで生活をし、残りのお金は貯金したり、iDeCoやNISAやインデックスファンドにつっこむだけです。はい、終了。」程度の話にわざわざお金を払って相談するのはバカバカしいということみたいですね。

3級とはいえ、ファイナンシャルプランナーの勉強をした身として言えるのは、ひろゆきの言うとおり!ということです(笑)

ただ大事なのは、世の中の多くの人が、ひろゆきが言う「頭の悪い人」ということ。
ひろゆきが言う「頭の悪い人」は、決して勉強ができないといった頭が悪いというわけではなく、iDecoとかNISAという言葉に対して抵抗感があったり、じっくりそういうことを勉強する余裕がない人も含まれると思っています。
そしてそういった人たちに対して、「給料などで入ってくるお金の半分から7割くらいで生活をし、残りのお金は貯金したり、iDeCoやNISAやインデックスファンドにつっこむだけ」という話を、分かりやすく噛み砕いて伝えてあげて、具体的なやり方を提案してあげることファイナンシャルプランナーのお仕事なんだと思っています。

私も(間違いなく試験に合格していれば)ファイナンシャルプランナーの端くれみたいなものですので、このブログの中で、分かりやすく噛み砕いた記事を書いていきたいと思います。

収入のお話

話の大前提として、iDeCoなりNISAなり、ふるさと納税をやる場合、一定以上の収入がないとスタートラインにすら立てないということを知っておいていただきたいと思います。
例えば年間の給与収入(額面の収入)が約300万円で専業主婦の配偶者と16歳未満の子どもがいる人ならば、手取りや所得税などは以下のとおりでしょうか。
 手取り…約240万円
 所得税…約4万円
 住民税…約9万円

iDeCoふるさと納税などは税金を控除することで得をするシステムなので、基本的にはたくさん税金を払っている人が、より恩恵を受けることができます。
だいたい、年収300万円ぐらいが恩恵を受けられる下限になるので、年収が300万円を切る人については、iDeCoだとかNISAだとかは考えずに、とりあえず年収を増やすことを頑張ってみてください。

年収が300万円を切っていても、支出を削ることで余ったお金をNISAに回すといった方法もありますが、やっぱり支出を削る方法には限界があります。
それだったら、支出を削る方法を考える時間を、収入を増やすことを考える時間に充てたほうがよっぽど効率的ですね。

収入の増やし方

とは言いつつも収入を増やすことは簡単ではありません。
まずは、現在置かれている状況を振り返ってみましょう。

例えば、正社員として雇用されている人で年収が300万円以下の場合。
毎年基本給のベースアップがあって、出世すれば年収がアップすることが間違いないのであればいいですが、そういった見通しが持てないならさっさと転職したほうが良いと思います。
「正社員なのにもったいない」という声があるかもしれませんが、今後増える見込みのない年収300万円以下の正社員に、正直何の価値もありません。

非正規職員でも同じです。
正職員になる見込みがあり、正職員になることで年収が300万円を超えるようであれば、今の環境で一生懸命頑張りましょう。
でもどう頑張っても正職員になれそうにない、今の収入が増えそうにないのであれば、環境を変えて転職をしたほうがいいですね。

次の問題は、簡単に転職して収入が増える保障はないということです。

私は転職するならば、やはり資格取得をオススメします。
資格取得というと、パソコンスクールに通い始める人がいたりしますが、正直、パソコンスクールで身につけた知識なんかは採用する上で全く価値はありません。
これだけIT技術が一般化されてきた中で、Excelが使えます、Word使えます、っていうのは、もはやできて当たり前のレベルなんです。
私は人並みに漢字が書けます!って言われても、いやいや普通でしょ!ってなりますよね?
マクロ組めますとか、データベース構築できますならともかく、誰でもできそうな汎用スキルは就職では全く役に立たないのです。

資格取得を狙うなら、需要がある資格がいいでしょう。
例えば危険物取扱者乙4種なんかは、取得の難易度が低い割に、資格を持っていればガソリンスタンドで優遇されます。
セルフのガソリンスタンドが増えてきた最近では、スタッフがワンオペで勤務することも多いので、ますます需要は高まるでしょう。
もしかしたら、バイトからスタートして店を任されるようになるかもしれません。

児童指導員も需要の割には取りやすい資格です。
試験を受ける必要はなく、児童福祉施設で一定年数(中卒なら3年、高卒以上なら2年)働けば自動的に資格が取れます。
児童指導員は保育士と同等に扱われることが多いので、施設やデイサービスによっては重宝されます。

収入を増やすということは自分の価値を最大限まで高めることにあります。
普通に頑張って自分の価値を認めてもらえる人はそのままでいいですが、そうでなければ、需要があるけど供給が足りていないところを探して、相対的に自分の価値を高めていきましょう。